学校長より

ごあいさつ

 

健康 友愛 感謝

 本校のWebサイトをご覧いただき、ありがとうございます。

 福島県立須賀川支援学校は、病弱児童・生徒の教育を担う特別支援学校として、昭和48年に開校されました。

 病弱教育については、これよりも前の昭和33年から、本校に隣接する国立福島療養所(現在の独立行政法人国立病院機構福島病院)の小児病棟内で、須賀川市立第一小学校及び須賀川市立第三中学校の養護学級(現在の特別支援学級)として始められています。

 その後さらに病弱教育の場は広がり、現在では須賀川支援学校をはじめ、その分校として郡山校(郡山市)と医大校(福島市)があり、また、福島県立会津支援学校の分校として、竹田校(会津若松市)が設置されています。近年では、小中学校においても、病気の治療を続けながら配慮の元で学ぶ児童生徒も多くなっているところです。

 

 「健康 友愛 感謝」

 これは、本校の高等部校舎前に設置された石に刻まれている言葉です。

 本校では、この言葉をもとに教育目標をかかげ、生命をいとおしみ、家族や隣人の愛情に感謝し、自らの病気に向き合いながら自分らしい生き方の実現を目指して学ぶ児童生徒の育成に努めています。

 

 須賀川市の本校には、小学部、中学部、高等部が設置されており、病状の変化や転出入による変動はありますが、年間を通して80名弱の児童生徒が学んでいます。

 病気の治療のために入院しながら学ぶ子、入退院を繰り返しながらも病状に応じた内容の学習を行う子、集団での学習が苦手で個別学習を主としてすすめる子など、一人一人の学びのスタイルは様々です。このような中、本校では、児童生徒が希望を持ち、持てる力を十分に発揮できるよう、可能な限りの支援体制を整え、教職員一丸となって教育に取り組んでいます。

 

 須賀川市翠ヶ丘公園近くの丘の上にある本校に、ぜひ一度おいでください。ひとつずつ前に進もうとする児童生徒の思いを、私たちと一緒に応援しましょう。

 

福島県立須賀川支援学校 

校 長  橋本 淳一