高等部

産業現場等における実習(校内、校外)

 11月24日(火)~12月4日(金)の9日間校内実習を行いました。また、校外実習は、11月16日(月)から12月11日(金)までの期間中、3日~9日の実習を行いました。実習で良くできたこと、課題としてあげられたことがそれぞれ明確になり、多くの学びを得る機会となりました。

校内実習

 校内実習では委託グループ、家庭グループ、清掃グループに分かれました。委託グループは菓子箱折りやタグつけ作業を行いました。各自、目標数が達成できるように頑張りとおしました。特に箱折り作業は、失敗も少なく、1290個の箱を折ることができました。家庭グループでは、刺し子とさをり織りを行いました。刺し子は波縫いで模様を作るため、細かい目で針を刺す間隔を統一して縫えるように集中力を切らさずに取り組むことができました。さをり織りは、糸を引く力の加減が均一になるように、糸の張り具合を確認しながらできました。清掃グループでは、特別教室やトイレのなど校舎内の清掃を行いました。清掃のマニュアルに沿って手順を確認しながら進めたり、教員からモップやダスタークロスの基本的な清掃技術を学んだりして、清掃のポイントを押さえながら集中して取り組むことができました。3グループとも前期と内容的には同じでしたが、自分で考えて作業したり、任された仕事を最後までやり抜いたりと大きな成長が見られました。

校外実習

 生徒達の居住地の近隣の事業所を中心に、企業や福祉サービス事業所で行いました。内容としては、工場内での仕事や農業、接客業務、調理業務、委託業務など、生徒の希望や力に合わせて実習先を決めました。慣れない環境での実習で緊張を強く感じた生徒もいましたが、それぞれがやり切ったという達成感を感じることができました。この実習で得られた達成感を自信に変えて、今後の自分の進路実現に向けて一歩ずつステップアップしていってほしいと思います。