小学部

2020年11月の記事一覧

校外学習「コミュタン福島」

 秋晴れの11月13日(金)、小学部6学年児童が、三春町にある福島県環境創造センター「コミュタン福島」へ校外学習に行ってきました。スタッフの方に案内していただきながら、展示見学や実験、シアター鑑賞などを体験してきました。

  展示ブースの放射線ラボでは、放射線について教えていただきました。目には見えない放射線が飛ぶ様子を、特殊な装置を使って観察しました。放射線の種類によって性質や形の違うことを教えていただき、それぞれの放射線を見つけることができました。児童は、実際に自分の身の回りにそれらの放射線があるということに驚きながら観察していました。また、ジャガイモの芽が伸びないように、放射線を使っていることも教えていただきました。児童は学校でジャガイモを栽培していたこともあり、大変興味深く話を聞き、「放射線は難しいけれど、役に立っていることが分かった。」と話していました。

 また、ゴミの分別方法についても、ゲームを通して楽しく学ぶことができました。

  次に、水をきれいにする仕組みについて、3つの実験を通して学習しました。青いインクを流して活性炭を通し、インクの成分を吸着させる吸着実験では、インクの色の変化を観察しました。児童が流した青いインクが活性炭の部分を通ると、青色だったインクが、無色透明に変化しました。その変化はまさにマジックのようで、児童は驚きの声を挙げていました。

  環境創造シアターでは、放射線や、福島の四季の自然や祭りなどの様子、震災後の復興をテーマとした番組を鑑賞しました。365度全方向から飛び込んでくる映像と音声。その臨場感と迫力に児童は少し怖がりながらもすっかり引き込まれていました。

 驚きと気付きがたくさんあった、有意義な校外学習となりました。「福島の良いところがたくさん分かった。福島に住んでいるたくさんの人が、笑っていられるようになるといいと思った。」

「世の中を発展させるためにも、自然を大切にしたい。」

「清掃ボランティアをがんばりたい。」などの感想が聞かれました。

今後の学習や生活に生かしていきたいと思います。

 丁寧に案内や説明をしてくださったコミュタン福島のスタッフの皆さん、ありがとうございました!