きらり通信

特別支援教育研修会

2025年1月8日 17時35分

 12月25日(水)に、地域支援センター「きらり」特別支援教育研修会を実施しました。今回は現地参加だけでなくオンライン配信も行い、県内の小・中学校、高等学校、教育事務所など、本校職員も合わせて約200名が参加しました。講師として、福島県総合療育センター/発達障がい者支援センターの精神科医伊瀬陽子先生をお招きし、「こころの病気のある子どもへの教育的支援について」の講話をいただきました。子どもの精神疾患の概論、関わり方の基本や子どもの行動の考え方など、具体的な事例を交えたお話がありました。さらに、「保護者との関係づくり」や「不登校」について参加者から質問があり、本人、保護者の置かれた状況や背景を把握し、医療、福祉、行政などの支援機関と連携しながら、できることを考え実行するなど、状況に合わせた対応の仕方も知ることができました。最後に伊瀬先生より、「学校が子どもを救うこともあれば、追い詰めることもある。子どもがHappyに生活することを目指して協働していきましょう。」とのお言葉があり、私たちも背筋が伸びるとともに心強く感じた講演でした。参加者からは、「事例も含めて医師の立場から分かりやすく説明いただき貴重な機会だった」「生徒指導に悩むケースも多く、講演の内容を学校で共有していきたい」などの感想も届き、今後に生かせる有意義な研修会となりました。

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地域支援センター「きらり」 特別支援教育研修会

 7月26日(木)に須賀川市民文化センターにて、地域支援センター「きらり」特別支援教育研修会を実施しました。県内の小・中学校、高等学校等から159名、本校のスタッフを合わせ計180名が参加しました。

 講師として、福島県立ふくしま医療センター こころの杜 副院長の井上祐紀先生をお招きし、「メンタルヘルスの問題を抱える子どもへの支援について」の講話をいただきました。こころの病気(ケガ)を抱える子どもに対し、「その人が問題」なのではなく、「問題が問題である」ことを認識させること、そのためには“外在化”を用いたアプローチ方法によって、子どもと支援者が問題を共有し、子どもの強みを生かしながら一緒に楽しく解決に向けて取り組んでいくことが大切であることを学びました。

 また、参加者が抱えている悩みに対しても、的確なアドバイスをいただくことができ、今後の支援方法を考える良い機会になりました。

 

 

 

お知らせ

地域支援センター「きらり」 特別支援教育研修会

 

 8月19日(金)にオンラインによる特別支援教育研修会を実施しました。県内の小・中学校、高等学校等から約90名の方に参加していただきました。講師として、福島県総合療育センター/福島県発達障がい者支援センター 精神科 科部長の伊瀬先生をお招きし、「こころの病気のある子どもへの教育的支援について」の講話をいただきました。こころの病気のある子どもに適切な支援を行うためには、特性をもつ子どもへの理解が大切であることを学ぶとともに、今後の授業作りや支援方法を考える良い機会になりました。