地域支援センター「きらり」 特別支援教育研修会

 7月26日(木)に須賀川市民文化センターにて、地域支援センター「きらり」特別支援教育研修会を実施しました。県内の小・中学校、高等学校等から159名、本校のスタッフを合わせ計180名が参加しました。

 講師として、福島県立ふくしま医療センター こころの杜 副院長の井上祐紀先生をお招きし、「メンタルヘルスの問題を抱える子どもへの支援について」の講話をいただきました。こころの病気(ケガ)を抱える子どもに対し、「その人が問題」なのではなく、「問題が問題である」ことを認識させること、そのためには“外在化”を用いたアプローチ方法によって、子どもと支援者が問題を共有し、子どもの強みを生かしながら一緒に楽しく解決に向けて取り組んでいくことが大切であることを学びました。

 また、参加者が抱えている悩みに対しても、的確なアドバイスをいただくことができ、今後の支援方法を考える良い機会になりました。

 

 

 

お知らせ

地域支援センター「きらり」 特別支援教育研修会

 

 8月19日(金)にオンラインによる特別支援教育研修会を実施しました。県内の小・中学校、高等学校等から約90名の方に参加していただきました。講師として、福島県総合療育センター/福島県発達障がい者支援センター 精神科 科部長の伊瀬先生をお招きし、「こころの病気のある子どもへの教育的支援について」の講話をいただきました。こころの病気のある子どもに適切な支援を行うためには、特性をもつ子どもへの理解が大切であることを学ぶとともに、今後の授業作りや支援方法を考える良い機会になりました。

 

きらり通信

「教育支援講演会」

2019年8月29日 15時28分
その他

 8月21日(水)に、福島県内全域から100名の参加をいただき、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 主任研究員 土屋忠之先生を講師として、「心の病気のある子どもへの教育的支援(Co-Ma-Me)について」御講演をいただきました。

 はじめに病弱・虚弱の子どもの教育の場や提供可能な教育機能についてのお話がありました。

 次に、心の病気のある子どもへの連続性のある多相的多階層支援(Co-Ma-Me)についてお話がありました。その後、アセスメントシートを使って、児童生徒の教育的ニーズについてチェックをしました。また、学校生活で実際に行っている取り組みを記入しながら、整理しました。最後にアセスメントシートの「心理」「社会性」など各6領域についてCo-Ma-Meの図を参考にしながら、それぞれの教育的ニーズについて、どのような支援・配慮があるのか把握しました。各個人ごとのシートを活用しながら、グループに分かれて情報の共有・協議をしました。

 当日参加いただきました先生方からは、「課題を把握し、Co-Ma-Meにて今まで行ってきた教育的支援や配慮について振り返り、裏付けできたことや今後の児童生徒への指導や授業作りにおいて、多くのヒントいただきました。」「小、中、高等学校、特別支援学校といろいろな校種の先生方と日ごろの授業について話し合いができ、とても良い機会となりました。」などの感想をいただきました。

 今後も特別支援学校のセンター的機能を発揮し、地域の先生方と共に目の前の子ども一人一人へ学校として何ができるのかを考えていきたいと思います。