小学部

学校紹介 [小学部]

小学部親子食育教室

 10月6日(水)、小学部校舎内学級で、親子食育教室を実施しました。本校の食育コーディネーターの鈴木睦美教諭を講師とし、児童3名、保護者3名が参加し、食べ物の働きと栄養、バランスの良い食事などについて学習しました。

 講話では、食べ物や料理のイラストカードを使ったワークを行いながら、食べ物が、その働きによって「主にエネルギーになるもの(黄色の仲間)」「主にからだをつくるもの(ピンクの仲間)」「主に体の調子を整えるもの(緑の仲間)」の3つに分類されること、「主食」「主菜」「副菜」を組み合わせるとバランスの良い食事になることを学びました。

 バランスの良い食事を考えるワークでは、献立シートの「主食」「主菜」「副菜」の位置に、それぞれに合う料理カードを選んで置いていきました。「おいしそうだね。先生は何が好き?」「主食はご飯かな?麺かな?」「ハンバーグに合う副菜は何かな?」など、お父さん、お母さん、教師とやりとりしながらメニューを考えることができました。「ごはん、ミネストローネ、ハンバーグ」の洋食メニューや、主菜は同じハンバーグでも、「ごはん、ハンバーグ、豚汁、おひたし」の和風メニュー、副菜が2つある、野菜たっぷりのヘルシーメニューなど、それぞれ組み合わせが工夫された献立を立てることができました。

 講師による、包丁も火も使わない「簡単ピラフ」の調理のデモンストレーションも見ました。キッチンバサミを使ってウインナーを切ったり、電子レンジを使って加熱したりして、あっという間に完成!

 ミックスベジタブルも入って、栄養バランスも良く、そして何より、バターの香りのよいおいしいピラフを、教室に戻ってからそれぞれいただきました。「おいしいね。」「お家でも作れそうだね。」などの声も聞かれました。

 親子、教師とで楽しく学べた食育教室となりました。

    

 

   

えんそく

 

秋晴れの9月22日(水)に、鏡石町にある「岩瀬牧場」に遠足に行きました。9月の末の気温としては、少し高めでしたが、児童2名で元気に活動することができました。

 はじめは、岩瀬牧場のスタッフの方に作り方を教わりながら、「バター作り体験」をしました。最初に渡されたのは、プラスチックのボトルです。中に入っている液体は、実は「生クリーム」。これをたくさん振ることでバターに変化していきます。みんなで汗をかくほど一生懸命に振り、バターを作ることができました。出来上がったバターは、少し、塩を加え、クラッカーにつけて、いただきました。今まで食べたことがないほどの美味しいバターになりました。

 次に、牧場にいる動物たちへのえさやりをしました。牧場でえさをあげることができる動物は、山羊、ポニー、羊、うさぎ、モルモットです。お小遣いの中から、えさを買って動物たちにあげました。はじめは、食欲旺盛な動物たちにドキドキしましたが、優しく声をかけ、そっと手を差し伸べることができるようになると、動物たちも安心した様子で、たくさんえさを食べてくれるようになりました。なかなかできない体験は、とても楽しいものでした。

 二人乗り自転車体験もしました。周囲800mもある広いコースを二人乗り自転車で回りました。自転車をこぐのは大変でしたが、牧場の広大な景色を見ながら、顔にさわやかな風を感じて、心地よく走ることができました。

 昼食の前には、売店でお土産を買いました。「お母さんにはどれがいいかな?お兄ちゃんには、これかな。」と家族の顔を頭に浮かべながら、お土産を選んでいました。お土産を買った後は、楽しみにしていたお弁当とおやつ交換タイム。「お菓子3個もらったから、3個あげるね。」などと楽しくやりとりをしながら過ごすことができました。

 1日では、遊びきれないほど、元気に楽しく活動することができ、思い出いっぱいの遠足となりました。

 岩瀬牧場のスタッフの皆さん、バター作りのご指導や当日の活動場所の提供など、コロナの状況に配慮し、支援していただき本当にありがとうございました。

校外学習

 7月15日(木)、梅雨明けを感じる真っ青な空のもと、新型コロナ感染症対策に配慮をしながら、小学部5年生と6年生で「ムシテックワールド」へでかけました。

はじめに、「葉脈標本しおりづくり」を行いました。

葉っぱのつくりの学習では、葉脈に水を運ぶ道管、栄養を運びだす師管があることが分かりました。

しおりづくりでは、講師の先生の分かりやすく、そして丁寧な説明を聞きながら、ピンセットやブラシを使って上手に作ることができました。

次に、サイエンスショーで光の性質を利用した実験を楽しみました。色の三原色との違いについて、器具等を使い、視覚的に確認しながら、楽しく学ぶことができました。

続いて、水辺の昆虫たちについての映像を視聴しました。普段の生活で見る機会が少ない昆虫を見て、「ゲンゴロウ、かわいいね。家の近くにいるのかな?」と家の周りの環境へ興味がわいたようです。

おいしいお昼ご飯を食べ、最後の「なぜだろうランド」では、昆虫について、見たり、触れたり、昆虫になったつもりで、体感しながら学べるコーナーを一人一人が存分に楽しむことができました。

楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまい、帰りのバスの中では、「また、来ようね。」「今度は、家族で来ようかな。」と笑顔で話す姿がありました。

ムシテックワールドの職員の皆さん、様々な御配慮をいただき、ありがとうございました。

     

校外学習(コミュタン福島)

 梅雨晴れの6月25日(金)、小学部5学年児童が、三春町にある福島県環境創造センター「コミュタン福島」へ校外学習に行ってきました。スタッフの方に案内していただきながら、展示見学や実験、シアター鑑賞などを体験してきました。

 体験学習では、水をきれいにする仕組みについて、3つの実験を通して学習しました。泥水が腐葉土、礫、砂を通してきれいになる濾過の実験では、注いだ泥水がペットボトル内のそれぞれの層を通過して透明になっていく様子を注意深く観察するとともに、身近な山が濾過及び貯水の役割を果たしていることも学ぶことができました。

  次に、展示ブースの放射線ラボでは、放射線について教えていただきました。目には見えない放射線が飛ぶ様子を、特殊な装置を使って観察しました。放射線の種類によって性質や形の違うことを教えていただき、それぞれの放射線を見つけることができました。児童は、実際に自分の身の回りにそれらの放射線があるということに驚きながら観察していました。また、ゴミの分別方法についても、ゲームを通して楽しく学ぶことができました。また、施設内各所には、展示内容に関する情報サイトにリンクするためのQRコードが掲示されており、児童はそれらをiPadで読み取りながら、意欲的に見学することができました。

  環境創造シアターでは、放射線や、福島の四季の自然や祭りなどの様子、震災後の復興をテーマとした番組を鑑賞しました。365度全方向から飛び込んでくる映像と音声。その臨場感と迫力に児童は圧倒された様子でした。

 驚きと気付きがたくさんあった、有意義な校外学習となりました。今後の学習や生活に生かしていきたいと思います。

 丁寧に案内や説明をしてくださったコミュタン福島のスタッフの皆さん、ありがとうございました!

入学・進級おめでとう会

4月30日(金)、小学部では、「入学・進級おめでとう会」を行いました。

校舎内学級の児童3名が集まり、自己紹介をし合ったり、皆でゲームをしたりしました。

わかくさ学級の児童13名はビデオ映像により、家庭訪問学級の児童1名はリモートにより参加しました。

 

自己紹介では、それぞれ事前に練習をしたり、カードを作成したりして本番に臨み、自分の好きなことや得意なこと、今年1年間の目標や将来の夢などを自分のできる方法で発表しました。「漢字の学習をがんばりたい。」「掃除をがんばる。」「イラストレーターになりたい。」など、一人一人の決意ややる気が伝わる発表となりました。

「歌を歌うことが好き。」と発表した1年生は、「楽しいね」の歌を披露し、教師や友達から大きな拍手をもらいました。

 

1年生1名を含む、わかくさ学級児童のビデオ映像による自己紹介では、「〇〇さんと同じ1年生だね。」「歌が好きなのは〇〇さんと同じだね。」「大きくなったね。」「すてきな本だね。」などと校舎内の児童や教師とで話をしながら、一人一人の自己紹介や活動の様子を興味深く見ることができました。

 

家庭訪問学級の1年生のリモートによる自己紹介では、お互いが画面に映し出されると大きな歓声が上がりました。終始、画面にくぎづけで、自己紹介をし合ったり、「こいのぼり」の歌を歌ったりしました。画面越しのやりとりではありましたが、お互いの心の距離がぐっと縮まった楽しい時間となりました。

 

ゲームでは、積み木遊びゲームを行いました。友達や教師とペアになり、見本どおりに大きな積み木を積み上げていき、できたら二人揃って決めポーズ!皆で和気あいあいと、楽しく取り組むことができました。

 

これからも、感染症予防に努めながら、できる方法を工夫し、児童が活動を共有したり、お互いに学び合えたりできる機会を大切にしていきたいと思います。

 

改めて、17名の児童のみなさん、入学・進級おめでとうございます!

1年間、教師や友達と楽しく学習していきましょう。

いろいろなことにチャレンジし、目標に向かって頑張っていきましょう!